紅茶の生産量は世界第3位
赤道直下に広がる国、ケニア。1903年にインドからアッサム種を導入し、紅茶の栽培がはじまりましたが、本格的に栽培と製茶が始まったのは、イギリスからの独立後です。その後農場は大規模化され、その生産量はインド、スリランカに次ぐ世界第3位にまでなりました。
理想的な気候条件
わずか50年ほどで急成長を遂げた理由は、理想的な気候条件にあります。茶農園は標高1,500~2,700mの高地に位置。3~5月までは雨季、6~9月までは乾季になるサバナ気候で、年間を通じて気温が安定しています。
茶摘みは一年中でき、茶葉の成長もはやく、摘み取って1~2週間後にはまたすぐに茶摘みができるほど。この茶葉の成長のはやさが、優れた生産性の源です。
ケニアのお茶はコクがある割にくせが無く、すっきりと飲みやすいのが特徴で、クオリティーシーズンは、1、2月と7、8月です。
茶葉情報
原産地 | ケニア |
シーズン | 8月 |
グレード | FTGFOP |
水色 | 濃い |
価格 | 50g / 600円 |
水色は濃く、黒みがかっていますが、味や香りはマイルド。茶園の歴史が浅く、茶樹が若いせいか、勢いのあるまっすぐな味わいです。渋みもあるものの、飲みやすい紅茶です。
味も香りもオーソドックスなお茶なので、いろいろとアレンジができ、ミルクティーはもちろん、フルーツやハーブ、お酒と組み合わせてもおいしい紅茶です。ケニアティーでリーフタイプは珍しく、大体がCTC茶です。
おいしい楽しみ方
バリエーションをつくるのにうってつけの紅茶です。ブラックで飲む場合は、がっちりとした味を持つ、チョコレートやハンバーガー、サンドイッチなどがぴったり。