茶の発祥の地で作られる紅茶
中国福建省北部の崇安県産の紅茶。ここは茶の発祥の地であると同時に、 中国で初めて紅茶が作られた土地です。この由緒正しい場所で生産されるラプサンスーチョンは、 イギリスではハレの日のお茶として、重んじられています。
独特のフレイバー
この紅茶の特徴は、およそ紅茶とは思えないほどの独特のフレイバーです。
松柏を燻煙させながら乾燥させたお茶は、スモーキーで強烈な香り。茶葉は荒く黒くつやがあり、
少々渋い味わいとこっくりとしたコクがあります。
しかし、この紅茶はもともとこのような香りの強い紅茶ではありませんでした。
イギリスに輸出されるようになったとき、より強い香りを求められたために、
松の煙で燻すようになったといわれています。
そのままいただくには個性的すぎるので、手持ちの茶葉に少量のラプサンスーチョンを加えて、
特有のニュアンスを楽しむのが一般的です。
茶葉情報
原産地 | 中国 |
グレード | FOP |
水色 | やや濃い |
価格 | 50g / 600円 |
スモーキーな強い香りですが、味わい自体は渋みもほどよくまろやかなものです。 独特の風味が味の濃い食べ物とあうため、アフターヌーンティーによくつかわれます。香りが気になるときには、 他の茶葉とブレンドして、フレイバーを調整するとよいでしょう。
おいしい楽しみ方
一般的に、ケーキなどの甘いお菓子とは合いません。チーズやスモークサーモンなど、 しっかり味とのついたおつまみ系がマッチします。上海焼きそばなど、 中国の麺類やご飯ものと一緒でもおいしいです。