英国紅茶文化の礎を築いたコーヒーハウス
英国紅茶文化の礎を築いたともいえるのが、コーヒーハウスに代表される喫茶店の存在です。オランダには出遅れたものの、英国でも17世紀の半ばになると茶(当初は緑茶)、コーヒー、チョコレートの3つが広まりました。その中で、茶よりもひと足早く普及したコーヒーを飲ませる店として急速にその数を増やしたのが、ロンドンの商業地帯に次々と誕生したコーヒーハウスでした。
このオーひーハウスの人気の背景には、新しい情報媒体として同時期に発達した新聞の影響が強くあったといわれています。というのも、コーヒーハウスでは1ペニーの入店料だけで客に新聞を読ませるというサービスを提供したため、たちまち商人たちの情報交換の場となったのです。コーヒーハウスの大部分が商業地帯に集中していたのも、このことが理由でした。